多くの投資家が存在する中ですが大きくわけると3つに分類されています。
一つ目が個人投資家、二つ目が機関投資家、三つ目が海外投資家です。それぞれの特徴についてあげていきたいと思います。
そもそも、いずれにしても目的は同じです。事業や不動産・証券などを売買することによって利益を得ようというもの。
その差益こそが目的になるのです。そして、そこに証券であれば、配当や株主優待券といった追加のメリットが出てくると考えればよいと思います。
まず、個人投資家。これは非常に分かり易いと思います。
基本的には法人としての投資ではなく、あくまでも個人として投資を行っている一般の方々と考えればよいのではないかと思います。
一般的な統計データをもとに見ていると個人投資家は日本では5000万人ともいわれています。そこには長期的に投資する方もいれば、いわゆるアマチュア、個人投資家といえどもデイトレーダーのように短期の売買で利益を得ようとする方がいるのも実態です。
ようするに趣味の範疇で投資の勉強をする方、将来的な備えの為に投資をする方、さらには投資で生計をたてようとするかたに分けられるということです。
次に機関投資家です。
個人から預かった資金を株式や債券で運用する保険会社や証券会社をさします。
そして、その運用益から手数料を得る仕組みになっています。よくファンドマネージャーという言葉を聞きますが運用を行う方のことをさしています。
ただ、ここで一つ疑問。この場合も流通している、運用しているお金の出どころは個人のものです。しかし、運用を行うのが法人ということで機関投資家が扱う範疇とわけれれることになっています。
また、わかりやすいところでいくと国民年金もGPIFにゆだねて運用してもらう形になっています。
さらにいえば、企業年金も別会社で預託して運用をしているという形になっています。それも運用益が担保できないということで企業年金については外部に委託したり、個人に運用をゆだねるパターンが増えてきているのが実情かもしれません。
そして、最後に海外の投資家です。海外にいながら、日本の銘柄の株式や債券に投資を行う方々を指します。実はここには単夏投資目的だけではなく、株式の売買によって、経営権を握ろうといった目的がある場合もあります。乗っ取りやM&Aなどが海外の投資家によってなされるのはこういった側面から考えられていることがわかります。